活躍する卒業生

①氏名(ふりがな)②卒業年[西暦](修士以降に都立大に入学した場合は修了年)③出身高校④出身研究室⑤卒論・修論・博論テーマ⑥学生時代の思い出⑦現所属・職位⑧仕事・テーマ⑨後輩にひとこと⑩リンク

 


 近藤 樹理(こんどう じゅり)
② 2004年
③ 東京都立三鷹高校
④ 学部:竹宮研/修士:上野研(建築計画研究室)
⑤ 卒論:階段状都市オープンスペースにおける人の着座滞在について」
  ―京都駅ビル大階段におけるケーススタディ―
  修論:多摩ニュータウンにおけるこどもの屋外活動に関する研究
⑥ 硬式野球部に所属していたり、1年休学してみたりしました。
⑦ JR東日本東京建設プロジェクトマネジメントオフィスチーフ
⑧ 入社時は地方支社に在籍し小さな駅の改修工事の計画や工事調整を担当したこともありましたが、2022年度現在は首都圏をフィールドに、まちづくりを担う各行政区と協力・協議して駅絡みの建設プロジェクトの計画を行う仕事をしています。
⑨ 建築全体として他校に比べると比較的少人数のため、先生方や先輩後輩との距離も近かったように思います。南大沢の立地と相まったアットホームな落ち着いた環境で学べたことは、今に繋がる人生の貴重な財産になっていると思います。
⑩ JR東日本 (社員紹介)


 呉 祐一郎(ご ゆういちろう)
② 1988年
③ 東京都立新宿高校
④ 学部、修士:高見澤邦郎名誉教授(都市計画研究室)
⑤ 卒論、修論:分譲マンションの今後の建替えの方向性に関する実態的研究
⑥ 小規模な大学のよさで、先生方や先輩、後輩とアットホームな環境で自由に議論できたことが楽しかったです。学部の生活では、①製図の課題と卒論、②部活(ワンダーフォーゲル部で4年間で200日くらい山に登っていました)と部員との飲み会、③その費用のためのアルバイト、に時間を費やしていました。
⑦ 国土交通省を2022年に退職し、現在は一般財団法人ベターリビング常務理事
⑧ 国土交通省時代はまちづくり、住宅、建築に関わる行政の仕事に就いて、国でのしくみづくりから地方の現場まで幅広く経験し、多くの関係者の方々と一緒に仕事をすることができました。財団では、よりよい住宅、建築の実現のための基準認証、審査、試験研究などに関わっています。
⑨ 都市計画を勉強したいと思って都立大建築学科に入り、希望がかなって研究室で修士まで3年間学び、仕事ではいろいろな場所でまちづくりに関わることができました。また都立大では卒業後もOBが集まり都市、住宅分野の仕事の情報交換や自主的な研鑽などの活動をしていて、学生の皆さんと都市の職域を紹介する懇談会などの交流も行っています。
⑩ 国土交通省の建築、住宅、まちづくりの仕事  
  自己紹介資料


 荒平 剛史(あらひら つよし)
② 卒業2003年 修了2005年
③ 千葉県立木更津高校
④ 学部:深尾研/修士:深尾研(建築構法研究室)
⑤ 卒論:公共集合住宅における住戸規模の変更等を伴う大規模改修に関する調査研究 修論:集合住宅における戸別改修の構工法計画に関する研究 : 内装の全面更新工事と部分更新工事の比較
⑥ コンペやアルバイト、旅行を楽しみ、建築に親しんだ学生生活でした。
⑦ 株式会社アール・アイ・エー 
  本社設計本部設計二部・室長
⑧ 入社後数年は名古屋支社で公共建築を中心に多数の建築の設計、監理を担当しました。多くの公共建築プロポーザルに挑戦して基礎力を磨きました。 その後は東京本社にて、公共建築だけでなく、民間の本社ビル、駅前再開発プロジェクトなど多様なまちづくりに関わるようになっています。近年は新築だけなくリノベーションやまちのリノベーションであるエリアリノベーションにも取り組んでいます。
⑨ 建築設計やまちづくりは様々な人々とのかかわりの中で進めていくことになりますので、専門分野だけでなく、公私ともに色々なことに興味を持って取り組むと社会に出ても生かせることが多いと思います。
⑩ https://www.ria.co.jp/


 佐々木 龍郎(ささき たつろう)
② 1987年
③ 暁星高等学校
④ 歴史意匠研究室(桐敷真次郎先生/小林克弘先生)
⑤ 卒業設計:千代田区に建つ建築大学/修論:クロード・ニコラ・ルドゥーの建築設計手法に関する研究
⑥ 入学時の新入生歓迎会で大学院の先輩にまで知り合えるコンパクトなコミュニティ。その伝手を活かして計画、構法等さまざまな研究室の調査を手伝い、最後に歴史意匠研究室に行き着き、長居することになりました。当時は二部(夜間)の授業もあり2年次でほとんどの座学単位を終了し、多くの時間アルバイトに明け暮れ腕を磨いていました。 部活は入学と同時にゴルフ同好会を設立し、その後6期下の弟(建築学科の上野研究室所属)たちの努力により体育会に昇格しています。
⑦ 株式会社佐々木設計事務所代表取締役
⑧ 生業は建築の設計監理です。住宅、共同住宅、医療福祉施設、道の駅などの公共施設、商業施設などさまざまな種類・規模の建築を手掛けています。そこで得た知見を活かして、地域デザイン・調査研究・人材育成(非常勤講師として)などに携わる。 数年前に建築士5人で株式会社エネルギーまちづくり社を立ち上げ、エネルギーを使わない豊かな暮らし、資本が流出せずに循環することで自立する地域社会のデザインにも取り組んでいます。
⑨ 「みなさんは本当にいい選択をしました。こんなに楽しい仕事は他にはありません。これからどんどん夢のある建築や空間をつくってください」というのは2022年の春に60歳で急逝したインテリアデザイナーの橋本夕紀夫さんが早稲田芸術学校の卒業生に贈る言葉としてしたためたものです。僕自身も、本当にいい選択をした、と思っています。
⑩ https://sasakitatsuro.com
  https://enemachi.com
  自己紹介資料


 小笠原 拓士(おがさわら たくじ)
② 2006年
③ 千葉県立木更津高校
④ 修士:高見澤邦郎名誉教授(都市計画研究室)
⑤ 修論:まちづくり条例を中心とした自治体独自の開発コントロールに関する研究―東京圏の郊外都市を対象として―
⑥ 建築系だけでなく、交通、法務、社会学等、横断的な専攻(都市科学専攻)でしたので、所属だけでなく他の研究室の学生とも交流して、多くの視点に触れられたことが有意義でした。
⑦ 株式会社日本設計・都市計画群上席主管
⑧ 市街地再開発事業を中心に、地域のまちづくりに関わる仕事をしています。 計画を立てるだけでなく事業として実現までサポートすること、その過程では様々な立場や考えの方々と意見交換しながら目標を定めていきますので、大変なこともありますが、とてもやりがいのある仕事です。
⑨ 学部時代は別の大学に在籍していましたが(都立大は修士から)、都立大は学生同士、学生と先生方との関係性が近く、一体感のある環境が心強かったです。 それを大事にしながら、学内に限らず外にも目を向けて、充実した学生生活を過ごしてほしいです。
⑩ 日本設計
  :日本設計コーポレートサイト
  :社員紹介


 小林 由佳(こばやし ゆか)
② 2000年
③ 名古屋市高校
④ 高見沢研(都市計画研究室)
⑤ 卒論:密集市街地の共同建替えに関する実態的考察(東京都区部と神戸市における優良建築物整備事業の比較) 修論:密集市街地における建替え動向と協調建替え概念の検討
⑥ 地方から上京した私にとって東京は気になる場所が多く、いろいろな街にでかけては有名な建物を見たり、美味しいものを味わったりしていました。大学院生になると研究室で街あるきや旅行を企画して、同じようなテーマに関心をもつメンバー(先生方や先輩後輩)と自由に議論しながら時間を過ごせたのがよかったです。
⑦ UR都市機構ストック事業推進部主幹
⑧ 学生の頃から関心のある再開発や密集市街地整備を担当し事業のスキームづくりから具体のプロジェクト実施まで担っていた頃もありますが、今は団地を街にひらき、居心地のよい空間に磨くことを考えています。
⑨ 学部時代は別の大学に在籍していましたが、都市計画を専門的に学びたいと考え修士から都立大です。学生の頃は旅にでて興味のある空間を体感することや、友達と時間を過ごして自分の関心があるテーマをぜひ見つけてもらえたらと思います。一人では息詰まることがありますが、アットホームな研究室で研究室メンバーと議論できたことがよかったです。
⑩ https://www.ur-net.go.jp/


 池田 進一郎(いけだ しんいちろう)
② 1989年
③ 東京都立立川高校
④ 学部:高見澤邦郎名誉教授(都市計画研究室)
⑤ 卒論:建築後20年以上を経た分譲マンションの実態的研究
⑥ 学生側は小規模なクラス構成でありながら、教授陣は質・人数ともに豊かだったと記憶しています。アトリエでデッサンや彫塑を学ぶことができたり、設計課題に没頭しているうちに気が付けば季節が変わってしまったり、充実した学生生活を送っていました。
⑦ 平成元年から株式会社大林組に就職。開発事業本部開発推進第四部部長。
⑧ 品川インターシティ開発、アートヴィレッジ大崎再開発、ハナエモリビル建替え計画など多方面の開発系業務に関わっています。
⑨ 大学院に進んで国家公務員試験を受けようと考えていたのですが、ご縁があり今の会社に就職しました。大学院に行きたかった思いは会社の留学制度を活用してUCバークレーで都市計画修士を取ることができました。人生はそれなりに長いですから色々なことにチャレンジしてください。
⑩ ゼネコンの開発業務 紹介資料


 廣瀬 健(ひろせ けん)
② 2003年学卒
③ 明治学院東村山高等学校
④ 学部:吉川研(都市解析研究室)
⑤ 卒論: 空間利用料に着目した都市空間のアクセシビリティに関する研究
⑥ 様々な建築や展覧会を見に都内や全国を巡ったり、他大の建築学科の学生との交流や、設計事務所へのアルバイトなど、大学外にも目を向けることを意識しながら過ごしました。
⑦ 株式会社アワーデザイン 代表取締役 
  一般社団法人まちづくり府中 タウンマネージャー
  全国タウンマネージャー協会 理事
  東京都立大学建築学科 非常勤講師
⑧ 「人と街をつなぐ」をテーマに、建築設計(ハード)とまちづくり(ソフト)を繋いだり、公共空間の活用を通して、産官学民の連携を促す活動をしています。
⑨ 大学生の立場と視点で、社会に一歩踏み出し、挑戦してみると様々な学びが得られて面白いと思います。 また、2022年度から建築同窓会主催の八雲賞審査会の運営事務局を務めています。卒業後も是非同窓会を通じて皆さんと交流を続けていければと思います。
⑩ 株式会社アワーデザイン
  一般社団法人まちづくり府中