ご挨拶
2024年度建築学科主任
鳥海基樹
このホームページの訪問者の大半は、受験生や保護者の方と想像します。そこで、未だ建築という分野選択を決めかねている方、あるいは既にそれを決断したものの、どの大学を受験しようか迷っている方に向けて、本学科のアッピールをさせていただきます(教育に関しては、別途「都立大建築学科の6角形」をご参照下さい)。
ご覧の通り、本学科は教員20名の小規模学科です。ただ、同様にお気付き願いたいのは、1学年約50人という学生数です。そこで強調したいのが、3次元の「近さ」になります。
まず、同級生は観光バス1台で旅行できる人数です。1ヶ月と経たずに全員の顔と名前が一致するようになるでしょう。わたくしが分担している1年後期の『建築文化論』では実測を課していますが、すでにこの段階で仲間と助け合い、図面表現に切磋琢磨する姿が当然になっています。
次に、先輩との近さが挙げられます。2022年に開館した図書室は学生により自主運営され、学年を問わず勉強をする場になっています。2023年にリニューアルされた製図室では、先輩・後輩が談論風発で交流しています。これも少人数でなければ提供できない環境だと自負しています。
最後に、卒業研究では1研究室当たり学生4名程度ということが雄弁に語るように、身近に教員がいます。3年後期から所属する研究室では、教員による、学生個々人にカスタマイズされた指導が行われます。逆に言うと、学生はサボれないのです。
このようなコンパクトでインテンシヴな環境の中で、一緒に建築学を学びましょう。